バイトが忙しい

大学2年の女子です。
飲食店でバイトをしています。週に3,4日シフトに入っていて残業もよくあるので、あっという間に1日が終わる感じです。
だから、なかなか勉強をする時間が取れません。バイト仲間はいい人ばかりだし、バイトも楽しいので辞めたくありません。
どうすれば勉強と両立できるのでしょうか。良い方法があれば教えてください。

優先すべきは学業

大学生活において一番大切なのは学業です。単位をとらなければ進級できませんし、卒業もできません。
就職が決まっているのに、卒業間近に単位が足りず、トラブルになる人がいます。そうならないように単位をとることは大切です。
生活費や学費のためにバイトをしている人もいますが、バイトが忙しくて登校できない、講義中居眠りしていては本末転倒です。
何のためにバイトをしているのか考えてみてください。

バイトと学業を両立させるには

大学生は友人・先輩とのつきあいや生活費、学費など様々な面でお金がかかります。
親からの仕送りだけでは足りないので、自由に使えるお金を得るためにバイトをしている大学生は多いものです。どのように両立させたほうがいいでしょうか。
学業とバイトを両立させるために、いくつかポイントを押さえておきましょう。

両立させるためのスタイルを確立しよう

バイトは週末だけ

平日は学業を優先するためにすべて空けておきましょう。土・日だけバイトが入れるか交渉したり、新しいバイトを探したりしてください。
どこも人手不足のため、難しいと思うかもしれませんが、土・日のみ可能なバイトはたくさんあります。
例えば、スマホ販売の仕事は土・日だけでもOKです。時給も良いので、毎週末働けば月に5万円以上稼げます。

長期休暇を利用する

大学生の休みは8月・9月と2月・3月です。リゾート地を住み込みで働くリゾートバイトのように、この時期だけ募集するバイトが存在します。
引越し業務のように短期で仕事が可能なバイトもあるので、休みを利用して集中的に稼ぎましょう。
1ヵ月ガッツリ働けば20万円前後稼げます。学業とバイトの両立ができない人は長期休暇を利用して働くといいでしょう。

学業と両立しやすい時間帯について

大学が終わった後にシフトを入れていると、予定がずれてバイトに遅刻する恐れがあります。講義や実験が時間通りに終わらないことはよくあることです。
本人に落ち度はなくても、バイトに遅刻すると一緒に働く人の迷惑になります。バイトとはいえ、給料をもらっている以上、スケジュール管理はしっかりしたいところです。
午後まで大学がある場合はシフトを入れない、授業が始まる前にバイトをするなど、ルールを決めておきましょう。
どうしてもバイトが必要なら、急なシフト変更が対応できる職場か確認しておきます。シフト完成後、急な予定で変更が必要な場合、なるべく早めに連絡して調整してもらいましょう。
ただし、頻繁なシフト変更も職場に迷惑がかかります。なるべく確実に予定を組めるようにしたいものです。

知識やスキルを活かせるバイトを選ぶ

所属学部に関連するバイトを選べば、知識やスキルを活かしながら働けます。
教育学部なら、家庭教師や学習塾のバイトで、大学の授業で学んだことを実践でき理解を深められるでしょう。
また、生徒や児童を指導するスキルアップにつながり、コミュニケーション能力を鍛えられます。

就職希望の職業に関連したバイトをすると、就職に有利になることも。バイトを通して実務経験を積めるので、就活でアピールポイントとして使えます。
バイトから経験することで、その業界について知ることができるため、就職後にイメージと違ったというギャップが少なくなるでしょう。

おすすめのバイト

書店

文学や歴史が好きで、本を良く購入する大学生におすすめのバイトです。書店のバイトならあらゆる分野の本に接することで知識がつきます。
新刊の情報もチェックでき、社販のある書店なら本を安く購入できることも可能です。
販促のポップ作成を任せてもらえたり、出版社とやりとりができたりと色々任せてもらえます。出版業界へ興味がある人にもおすすめです。

ホテル

外国人観光客の利用が多いため、語学力のある人を募集しています。
主にフロントやホテル内の飲食店など、外国人とコミュニケーションをとりやすい仕事なので、語学関係の学部にいる人におすすめです。
特に留学や外資系企業の就職を目指している人にはよいトレーニングになるでしょう。
ただし、時給が高い分、語学力が低いと判断されると採用されない可能性があります。

塾講師

教員を目指している人には定番のバイト。大学で学んだスキルを活かしながら稼げるだけではなく、時給が高めなのもメリットです。
また、同じ教員を目指す人同士で情報交換ができます。
複数の生徒を相手に授業をすすめるテクニックや生徒とのコミュニケーションスキルが鍛えられます。自分が教員に向いているのか見極められるでしょう。

短期バイト

レポートや実験で忙しい理学部におすすめなのが短期バイトです。
1日だけ働けて、バイト日も決まっているのでスケジュールを立てやすくなります。夏休みや年末年始に開催されるイベントの短期バイトもおすすめです。
時給も悪くないので勉学の忙しくない時期に効率よく稼げます。

家電量販店

家電メーカーへの就職を考えている人におすすめしたいのが家電量販店のバイトです。
家電の知識も得られ、接客でコミュニケーションスキルを伸ばせるので就職に有利となります。

両立できなければバイトを辞めることも考えよう

バイトをしていると、予定外のシフトに入ることがあります。テストやゼミの関係でシフトを変わってもらう場合があると、いざ頼まれた時断りにくいケースもあるでしょう。
しかし、無理をしても結局困るのは自分です。バイトの比率が高くなると休む時間がなくなり、体を壊してしまう恐れがあります。
学業がおろそかになって、単位が取れず留年してしまっては何のためのバイトでしょうか。
休みなくシフトを入れられたり、希望を無視されたりするようならバイトを辞めることも視野に入れてください。

バイトを円満に辞めるための伝え方

法律上、退職の意思は退職日の2週間前に伝えなければいけません。ただし、2週間前には既にシフトが組まれていることがほとんどです。
特に飲食店の場合、ギリギリの状態でスタッフを回している場合が多く、1人でも辞めるとシフトの調整や新規バイトの募集などの作業が発生します。
円満に辞めたいのなら1ヵ月前、できれば2ヵ月前には伝えるようにしましょう。
直属の上司や店長に、直接口頭で伝えてください。仲の良いバイト仲間に伝えるのはマナー違反です。メールやLINEで伝えるのも避けましょう。
予定があわず直接、口頭で伝えられない場合は、電話で伝えるようにしてください。
「〇月△日までにバイトを辞めさせてください。」と切り出し、理由を伝えます。理由は学業を優先したいからで問題ありません。
言い方一つで印象は良くも悪くもなるので、気をつけましょう。

大学の勉強とバイトを両立するのは大変ですが、学業を優先すべきです。バイトが楽しいからと単位取得の妨げになっては元も子もありません。
バイトを続けたいなら、時間を上手に使って学業と両立できるようにしてください。