資格

大学進学を考えている高校2年生です。入試の対策はもちろん大切ですが、高校生のうちでとっておきたい資格ってありますか?
英検や漢検は2級をとりました。他にもあったら教えてください。

推薦やAO入試で有利になる資格とは

推薦やAO入試、就職で有利になる資格を紹介します。

国語系の資格

漢検

高校生になじみが深い資格の一つである漢検は、大学入試で一部免除や加点される優遇措置が受けられる資格です。
2019年度だと571校が大学入試に活用しています。
大学入試以外だと漢検2級以上を単位認定にしている大学もあるので、まずは準2級以上を目安に取得しましょう。
中には入学金、授業料免除など経済的な援助が受けられる要件の一つになっています。

日本語検定

日本語検定とは、日本語を使う人に向けた資格です。日本語の総合的な能力を測れて、読解力を身につけられます。
自分の意見を伝える際、多くの言葉で表現できるようになり、ペーパーテストだけではなく面接にも役立つ資格です。
合否判定に優遇され、試験や出願書類の得点に加点されます。

英語系の資格

英検

漢検と同様、高校生になじみのある資格の一つです。英検を取得していると、大学入試の英語科目試験免除や特定の入試方式を受けられます。
大学によって優遇される内容は異なりますが、目安は2級(高校卒業程度)以上が必要です。
大学受験に向けて英検をとりたい場合、まずは2級を目指しましょう。大学によっては準1級が必要な場合もあります。事前のチェックは忘れずに。
推薦やAO入試でも有利になります。特に英検を持っていなくても出願できますが、準2級だと取得している人が多いので2級以上が目安です。

TOEIC

TOEICはビジネス英語のための試験ですが、推薦やAO入試で出願要件として認められており、一定以上のスコアだと英語科目が免除されます。
2021年から入試の方式が変わり、TOEICの結果が大学入試に活用されることになりました。
高校3年生または浪人生が、その年の4月から12月の間にTOEICを含む民間の英語試験を受けます。
※民間の英語試験を受ける前に大学入試でこの試験結果をデータに使うという申請が必要です。
TOEIC・英語試験後は、成績が大学入試センターにデータが送られ、対象の大学に情報を渡すという流れになりました。
なお、2024年まで大学入試共通テストが並行してすすめられ、評価基準は大学側が自由に決められます。
国立大学は大学入試共通テストの英語試験と、TOEICの両方の結果を総合して合否を決めるそうです。

数学系の資格

数検

数学に関する資格で正式名称は実用数学技能検定といいます。
数学・算数の実用的な技能を測る記述式の検定です。
入試優遇制度が導入されている大学では、受験者の総合的な評価として数検の取得を参考にします。
優遇や加点については大学によって違いますので、志望校がどのような評価をされるのかチェックしておきましょう。

簿記

簿記には日商簿記と全商簿記、全経簿記の3種類があります。そのうち、大学入試で優遇されるのが日商簿記と全商簿記です。
おもに商学部や経営学部などで優遇されています。
将来、公認会計士や税理士を目指す人につながる基本の資格となります。
全商簿記のほうが合格率は高いですが、学生や社会人の取得が多いのが日商簿記です。
大学・学部によっては日商簿記3級を取得しないと単位がもらえないところもありますので、日商簿記の取得をおすすめします。

IT系

基本情報技術者試験

パソコンの仕組みからプログラミングに関する基礎的な知識が問われる資格です。
多くの大学で入試優遇や単位認定に活用されています。基本情報技術者試験だけではなく、下位資格のITパスポートや上位資格の応用情報技術者試験も優遇の対象です。

あると便利な資格

ニュース時事能力検定

新聞やテレビのニュースを読み解き活用する時事力を養い、認定する資格です。
時事力とは、社会で起きているできごとを色々な視点から公正に判断し、その課題を解決するための力を指します。
目安は準2級以上、大学入試で免除や出願書類に加点されたりします。

取得しておくと便利な資格

危険取扱者

大学入試というよりはバイトや就職で有利になる資格です。
一定量以上の危険物を貯蔵・取り扱うための資格で、ガソリンスタンドや化学工場で必要になってきます。
そのため、乙4類を取得しているとガソリンスタンドのバイトで時給アップが期待できるでしょう。
高校生でも取得しやすい資格で、試験の1ヵ月前にしっかり勉強していると取得できる資格です。
なお、私立大学の中にはAO入試で利用できるところもあります。

秘書検定

秘書検定は秘書になるための資格ではありません。社会人としての常識やマナーを身につけるための資格です。
接遇や基本的な言葉遣いなどを勉強できる貴重な資格でもあります。
また、他人を気遣うマナーや、人間関係を円滑にするヒントも得られます。
大学入試で優遇はありませんが、就職活動で秘書検定2級以上を持っていると有利になるでしょう。

女子高生におすすめの資格

ファッションやメイクに興味のある女子高生に向けた資格もあります。

パーソナルカラー検定

ファッションやメイクに関連する色に関する資格です。パーソナルカラーとは肌や髪、瞳の色から、その人の魅力を引き出してくれる色を指します。
パーソナルカラーには春、夏、秋、冬と4パターンに分けられており、メイクやコーディネートで自分やお友達の似合う色を選べるようになります。
将来、ファッションやアパレル、メイク関連などさまざまな仕事に活かせる資格です。

日本化粧検定

美容関連に進みたい人は勉強しておきたい資格です。受験者は化粧業界や美容関連の関係者で、資格取得が仕事に関連しています。
日本化粧検定では美容皮膚科学、化粧品の基礎知識、法律など美容に関する確かな知識を身につけられます。
自分だけではなく、お友達にも目的に合わせた化粧品の使い方をアドバイスできるようになるでしょう。
Webからでも受けられる3級がおすすめです。

資格をとっておくメリット

高校生が資格をとっておくメリットはライバルと差をつけられることです。
例えば、英語系の学部を志望している場合を考えてみてください。面接試験で英語が好きだからこの学部を志望したというのと、英検を取得したり、TOEICで高得点をとったりしたというのでは説得力が違います。
その資格に合格するだけの知識を持っているという証明になります。
英語が好きというのは簡単ですが、資格を取得するには時間とお金が必要です。勉強をして資格を取得したということが評価されます。
それだけ資格を取得することは、進学や就職の書類選考や面接で有利です。また、大学入試の学科試験の免除や加点されるメリットもあるので、高校生のうちから資格を取得しておきましょう。
目先の利益だけを追ってはいけません。将来なりたい自分になるためにも資格を取得すべきです。

高校生で資格を取得することはさまざまなメリットがありますし、一度とったらそれっきりではありません。身につけた資格は必ずどこかで活用できるはずです。
大学入試や就職のためだけではなく自分の可能性を広げるためにどんどんチャレンジしてみてください。
遊びたい年頃だと思いますが、将来を見据えて資格を取得しておけば強い味方になってくれるでしょう。