
高校生になって勉強についていけなくなりました。希望していた高校に入れましたが、中学校に比べ授業の量が多くなり、スピードも速いです。
部活をやっていますが、このままだと部活をやめなくてはいけません。
部活を続けながら、効率よくできる勉強法があれば教えてください。
高校は予習が重要
相談者さんからもあるように、高校の授業は中学に比べ授業の量、スピードは約3倍となります。部活もあると勉強時間を確保するのは大変でしょう。
中学では独学でも点数がとれていたものが、高校になると難しくなります。
また、高校では決められた単位を取得できなければ留年です。授業についていけないと進級、卒業も危ぶまれます。中学時代と比べて勉強に対してシビアにならざるをえません。
では、効率的な勉強法とはどのような方法でしょうか。それは、予習です。高校の授業は予習していることを前提にすすめられます。
予習をしていないと、授業が難しいと感じる高校生は多いでしょう。
また、中学のときのように教科書の内容を暗記するだけではなく、深く理解することも求められます。そのため、予習しておかないと授業についていけなくなるわけです。
科目別勉強法
では、どのように効率的に勉強すればいいのでしょうか。
国語
現代文、古文、漢文の3科目から構成される国語。古文、漢文、現代文は同じ国語でも別の科目に感じられるかもしれませんが、読解力を身につけるための勉強法には共通点があります。
どの科目も、単語を暗記し読解力、解答力を身につけていくことが重要です。
現代文は漢字が多く出題されます。大学受験でも漢字の知識を問う問題が出てくるので、しっかり対策しましょう。
現代文で出題される評論文は思想や歴史、哲学など多様なジャンルが出題されます。対策はキーワードを勉強することです。キーワードを知っておくことで現代文の出題元となる幅広いジャンルに対応できるようになります。
次に読解力を身につけていきましょう。文章の因果関係や順接、逆説などの論理展開を身につけることで、本文をより論理的に理解できるようになります。論理的に文章を読む力も重要です。
古文は知識量を問う問題が多いため、勉強して覚えてしまえばテストでも得点のとりやすい科目です。
とくに力を入れたいのが古文読解の演習です。古文を英語のような語学の学習ととらえてみるとわかりやすいでしょう。読解力を上げていくためにはとにかく読む量が重要です。
古文読解の問題集を1冊で済ませるのではなく、数冊を繰り返し解きましょう。そうすることで古文に関する知識量が増え、解いたことのある古文問題の数も増えていきます。
漢文は大学受験国語の中で配点の比率が小さい科目です。そのため、参考書を有効に使い効率的に勉強していきましょう。
おすすめの参考書は「漢文早覚え速答法」「文脈で学ぶ 漢文句形とキーワード」です。
どちらも漢文の句形と語句を非常に効率よく覚えられます。内容を理解できればテストだけではなく、大学受験でもほぼ解けるようになるでしょう。
数学
数学の問題を解くには、解法が分かり、方針を立て、正しく立式や計算していくことが大切です。
使える形でストックされている解法知識の量や場面に合わせて適切に使える応用力が必要なので、高校数学レベルで数学的センスは必要ありません。
解法を覚えるには公式を暗記しなければなりません。あらゆる問題で公式が必要になるため、教科書や問題集には公式のまとめがのっています。
解法パターンを覚えるときに、「この公式はこういった問題で使う」と解法と公式を関連付けていくといいでしょう。
数学の問題集は量と難易度を基準に選ぶといいでしょう。おすすめは「チャート式」や「精講」のシリーズです。
チャート式は問題数が多いため、数学に苦手意識のある人におすすめです。精講は厳選された問題が出題されています。数学に時間を掛けたくない人におすすめです。
英語
英語は暗記科目です。とくに英単語は丸暗記しなければなりません。そのため、効率的な暗記方法を探すより暗記時間を確保して覚えておくことが結果として効率化につながります。
1年生から暗記を始めていきましょう。英単語の暗記は目にした回数が重要です。通学やトイレなどすき間時間を利用して単語帳を開く習慣をつけましょう。
おすすめは駿台受験シリーズのシステム英単語か、DUO3.0ですが、使う単語帳は自分の使いやすいものでOK。
また、学校で配布される文法の問題集を繰り返し解いて、理解していくことも大切です。
毎日の勉強では次の日に習う英単語の日本語訳を調べておきます。これをしておくと授業が楽になります。
社会
高校の社会は地理、世界史、日本史、倫理、政治経済、現代社会の6つの分野に分かれます。
これだけの範囲だと覚えることが多く、どうやって勉強したらいいのか迷ってしまうかもしれません。
また、高校では主要3教科の国・英・数に時間がとられるため、社会をじっくり勉強するのは難しくなるでしょう。
そこで効率的に勉強をするコツとして授業の内容を理解することが大切になります。基本的なところですが、先生の解説をしっかり聞きましょう。先生が板書している際に強調しているところや「ここは大事」と言ったところを意識してノートにまとめます。
その内容を繰り返し勉強していくと、次第に身についてきます。授業のあった日は教科書やノートを見直しておきましょう。
テスト勉強ではノートや授業で出された問題を見直し、理解できていないところがないか復習する時間をとることが大切です。
理科
高校の理科は化学、生物、物理、地学などがあります。
化学は物理ほど計算を必要とせず、生物より暗記量の少ないバランスのとれた科目です。暗記しただけでは対応できない考察問題に加えて、計算問題もあります。
化学を勉強する場合、理論化学から先にとりかかるといいでしょう。理論化学の知識が身につけられれば有機・無機も理解しやすくなります。
生物は他の科目と比べ暗記量が多く、計算があまり必要のない科目です。授業で習う箇所を重点的に記憶すれば試験でも高得点が狙えるでしょう。
暗記量が多いといっても、暗記だけでは対応できない考察問題もあるので、対策は忘れずに。
物理は暗記量が少なく計算問題が多いので、数学的な知識が必要となります。しかし、公式の丸暗記では応用問題に対応できないため、試験で高得点を狙うには公式の理解が必要です。
暗記量が少ないため、応用できるかによって物理の得点が決まります。
地学の場合、どれだけ知識量をためこんで整理できるかどうかがポイントになりますが、定期テストだと範囲が絞りやすいので高得点を狙いやすい科目です。
勉強法としては教科書を読み込むことです。教科書である程度、知識を身につけたら問題集を利用しましょう。できなかった問題があれば、解説を読み込み、それでも理解できなければ教科書に戻ります。
暗記を定着させるには反復が重要です。定期的に反復学習するようにしましょう。
科目別に効率的な勉強について紹介しました。高校生が授業の内容を理解するために勉強する時間は毎日2~3時間は必要です。
学力や理解度、偏差値によって前後しますし、学年によっても勉強時間は違ってきます。テスト期間になると倍の勉強時間は必要でしょう。
部活やアルバイトをしながら勉強をする時間を確保するのは難しいかもしれませんが、言い訳をせずに効率的な勉強法を身につけましょう。